MetaはUnityやUnrealなどに組み込まれた『OpenXR』を開発の推奨パスするとのこと
『OpenXR』を開発のスタンダードAPIにしたいMeta
'VR TECH HAMMER' is an information site that provides articles about VR and
AI.
『OpenXR』を開発のスタンダードAPIにしたいMeta
バーチャルリアリティや拡張現実プラットフォーム、デバイスへのアクセスに関わる規格なので、こちらが組み込まれたエンジンを使用して開発したゲームなどは、Meta
QuestやPICOといったデバイスで容易にアクセスが可能となります。
一方で、PS VRやApple Vision
Proなどは『OpenXR』の規格から外れ、独自の規格を推奨しているため、これらのデバイスを使用すると繋がらなかったり、色々な不具合が起こることが問題視されていました(特にAppleはOpenXRの導入を頑なに拒んでいるとか)。
もともとOpenXRは、業界の大多数でサポートされている『AR/VR/MR』のオープンスタンダードAPIなので、あらゆるヘッドセットで実行されるアプリを開発・構築できることを理想としていました。
MetaはOpenXRの創設メンバーなので、この規格をデバイス開発のスタンダードAPIにしたいと躍起になっている訳です。
しかしながら、Metaが意図的に他のデバイスに繋がらないようにしているという噂もあり、OpenXRはVR界隈でも扱い難いイメージがあったそうです……簡単に説明すると「Meta
QuestとPICO以外のデバイスでゲームやアプリが動かないじゃん!」状態。
MetaもMeta QuestやMeta独自のプラットフォームを独占状態にしたかったのでしょうか……?
さすがにこの批判はMetaも無視できないため、25年3月7日に「すべての主要なゲームエンジンに組み込まれた『OpenXR』パスが開発の推奨パスになる」と発表し、裾野をさらに広げることに注力するようです。
一方で、UnityやUnreal
Engineといったゲームエンジンでも複雑な事情があるそうで、Unreal
Engineでは独自のOpenXRのサポート規格があるらしく、この点についてはMetaも触れておりません。
これらが各社のVRデバイスに対してどう影響するかは不明であり、課題点も多いですが、Metaは引き続きOpenXRへの投資を行うつもりなので、今後の動向に注目したいところです。
0 コメント:
コメントを投稿