お年寄りでもVRデバイスが楽しめる未来へ
VRデバイスを活用した高齢者向けのサービスについて。
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高齢者の孤立化を防止するVRデバイスの役割
新型コロナウィルスの被害を受け、自宅で待機する家族が増えている状況の中、一人暮らしの高齢者もその例外ではありません。
高齢者向けのVRデバイスを開発しているアメリカの会社『MyndVR』では、50州のコミュニティで自社製品を配るプロジェクトを開始しました。
MyndVRは、コンシューマ―向けのVRデバイスを開発する『Pico』と、PSVRなどでコンテンツ専用アプリを提供する『Littlstar』と提携し、高齢者の孤立防止を目的として開発を行っている会社です。
MyndVRでは、新型コロナウィルスによるパンデミックが高齢者の社会的孤立を悪化させたとして、VRデバイスの活用で不安や鬱の軽減、記憶や認知の刺激に効果があると語っています。
日本でもVRデバイスを活用した高齢者向けのサービスがあるのか?
気軽にバーチャル・リアリティを体験できることから、今後も高齢者向けのサービスが国内でも増加すると考えられます。
「VR」と名前が付いていても、その機能は一般的なパソコンやスマートフォンと同じなので、動画視聴だけでなくSNSやゲームなども楽しむことができ、コミュニケーションツールとしても最適です。
こうした特徴から、高齢者の活用が本格的になれば孤立化を防ぐことも可能なので、安心して利用できるサービスがもっと生まれても良いはず。
そこで、国内の高齢者向けVRデバイスやサービスを提供する会社を調べてみました。
VRデバイスを使ったペルスケアソリューションを提供する『silvereye』
『silvereye株式会社』
ホームページ:https://www.silvereye.jp/
silvereyeでは、高齢者向けリハビリテーションツールキット『RehaVR』を開発。
最初にタブレットで散歩コースを選択し、VRデバイスを通して上映される全国の名所を足ふみペダルで散策します。
散歩中は下肢のトレーニングにもなるため、高齢者の健康維持にも役に立つアプリケーションです。
『RehaVR』
オフィシャルページ:https://www.rehavr.com
VR技術を応用して医療機器、医療システムの企画や開発を手掛ける『mediVR』
『株式会社mediVR』
ホームページ:https://www.medivr.jp/
『HTC VIVE』や『Oculus Rift』を用いて、運動リハビリテーションを患者に適した形で提供するプロダクトの開発、精神科疾患に対するリハビリテーション機器の開発などを手掛けるmediVR。
開発には専門の医師が関わっているため、VRデバイスを通したリハビリが実現すれば市場の拡大はもちろん、VRの新しい活用法としてのさらなる発展が期待されます。
…いくつかの高齢者向けサービスを調べましたが、まだまだ発展途上の段階というイメージなので、この分野は黎明期にあると言えるでしょう。
まだまだ克服すべき課題があるにしろ、今後もVRデバイスを開発する企業だけでなく、医療機器メーカーなどもVRやARを活用した新しいサービスの創出に力を注ぐかもしれません。
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