画像の引用:Facebook Horizon | Oculus
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2025年3月12日水曜日

2025年3月の売れ筋 VRデバイスについて


2025年に国内で売れているVRデバイスは?

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2025年に国内で売れているVRデバイスは?


最新のVRデバイスが色々と発売されていますが、では現在(2025年3月)の国内で一番売れている商品は何でしょうか?


早速『価格.com』で調べてみますと、第一位はやはり『Meta Quest 3S』でした。


Meta Quest 3S 128GB

最安価格(税込):¥45,000円

発売日:2024年10月15日

タイプ:VRヘッドセット


人気商品であり、価格も非常にお手頃なので、国内で売れている理由も分かります。


発売当初は48,400円で売り出したため、少しだけ値が下がった印象ですね。


そして第二位は『Meta Quest 3』です。


Meta Quest 3 512GB

最安価格(税込):¥76,200円

発売日:2023年10月10日

タイプ:VRヘッドセット


こちらもMeta社の主力製品となるQuestシリーズの一つですが、3Sよりも軽量なのが魅力の商品です。


3Sが発売されたため、少し高価なVRデバイスといった印象が強くなりましたが、それでもこの機能で10万円を切るのはさすがだと言いたいですね。


また、3と3Sはどちらの商品も『カラーパススルー』機能が搭載されており、カメラを通して周囲の様子がカラーで見れますので、VRデバイスを装着しながらスマホを操作することだってできちゃいます。


この点はMetaも「MR機能を搭載したVRヘッドセット」を目指していると思われますので、いずれ4や4Sが発売された時、カラーパススルー機能はより性能アップして搭載されるかもしれません。

注目の第三位は『Sony PlayStation VR2』です。


Sony PlayStation VR2 CFIJ-17000

最安価格(税込):¥59,469円

発売日:2023年 2月22日

タイプ:VRヘッドセット


こちらは本体の『PlayStation 5』が必要となるVRデバイスでしたが、現在はPCにも接続可能なので、Steamで販売されているVRゲームも遊べちゃいます。

有機ELディスプレイ搭載の商品なので、画面は驚くほど発色が綺麗。


ただし、もともとPS5専用のVRデバイスなので、PC接続を目的に購入するとスペックの違いから不具合などが起きる可能性もあり、色々と不満が残るかもしれないためご注意を!


第四位以下は『PICO 4 Ultra』、『XREAL One X1111』などが続きます。


PICO 4 Ultra

最安価格(税込):¥80,590円

発売日:2024年 9月20日

タイプ:VRヘッドセット


XREAL One X1111

最安価格(税込):¥69,980円

発売日:2025年 1月17日

タイプ:ARグラス


こう調べてみますと、やはり国内では10万円を切る商品が人気のようです。

またXREALはスマートグラスなので、使う目的が他のデバイスと違いますが、こちらは「持ち歩くディスプレイ」という認識なので、スペースを有効活用したい方が購入されているようです。

※価格やランキングは常に変動していますので、事前に確認することをオススメします。


2025年3月10日月曜日

MetaはUnityやUnrealなどに組み込まれた『OpenXR』を開発の推奨パスするとのこと


『OpenXR』を開発のスタンダードAPIにしたいMeta
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『OpenXR』を開発のスタンダードAPIにしたいMeta


まず『OpenXR』とは何ぞやという話ですが、こちらは主要ゲームエンジン(UnityやUreal Engineなど)に組み込まれた、ロイヤリティフリーの開発規格のことです。

バーチャルリアリティや拡張現実プラットフォーム、デバイスへのアクセスに関わる規格なので、こちらが組み込まれたエンジンを使用して開発したゲームなどは、Meta QuestやPICOといったデバイスで容易にアクセスが可能となります。

一方で、PS VRやApple Vision Proなどは『OpenXR』の規格から外れ、独自の規格を推奨しているため、これらのデバイスを使用すると繋がらなかったり、色々な不具合が起こることが問題視されていました(特にAppleはOpenXRの導入を頑なに拒んでいるとか)。

もともとOpenXRは、業界の大多数でサポートされている『AR/VR/MR』のオープンスタンダードAPIなので、あらゆるヘッドセットで実行されるアプリを開発・構築できることを理想としていました。


MetaはOpenXRの創設メンバーなので、この規格をデバイス開発のスタンダードAPIにしたいと躍起になっている訳です。

しかしながら、Metaが意図的に他のデバイスに繋がらないようにしているという噂もあり、OpenXRはVR界隈でも扱い難いイメージがあったそうです……簡単に説明すると「Meta QuestとPICO以外のデバイスでゲームやアプリが動かないじゃん!」状態。

MetaもMeta QuestやMeta独自のプラットフォームを独占状態にしたかったのでしょうか……?

さすがにこの批判はMetaも無視できないため、25年3月7日に「すべての主要なゲームエンジンに組み込まれた『OpenXR』パスが開発の推奨パスになる」と発表し、裾野をさらに広げることに注力するようです。

一方で、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジンでも複雑な事情があるそうで、Unreal Engineでは独自のOpenXRのサポート規格があるらしく、この点についてはMetaも触れておりません。

これらが各社のVRデバイスに対してどう影響するかは不明であり、課題点も多いですが、Metaは引き続きOpenXRへの投資を行うつもりなので、今後の動向に注目したいところです。

2024年11月5日火曜日

仮想空間で思い通りの線が描けるスタイラスペンの登場 ※他VRニュース3選


仮想空間で思い通りの線が描けるスタイラスペンの登場!
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仮想空間で思い通りの線が描けるスタイラスペン


ロジクールのMeta Questで使えるペン型デバイス『MX Ink』が国内でストアを開設し、今では完売状態の人気商品となっています。


定価は税込みで15,400円とApple Pencilよりも少々高額な印象を受けますが、従来はMeta Questのハンドコントローラーを使用しての作業であったため、仮想空間上で細かい線を描きたいクリエイターさんには必需品になるかもしれません。



本体サイズは164mmで重さは29g、作業している動画などを見ると若干太いデザインに見えますが、Questのコントローラーよりも遥かに軽量なので、慣れてしまえば軽快に線を描けると思います。


MX Inkは、完璧な圧力感度と有機的形状を備える、精巧なコントロールデバイスです。使い方を覚える必要がないツールです。摩擦のない簡単な操作で、3Dと2Dの創造に没頭。Meta QuestアプリとMeta Settingsを活用してペアリングしてコントロール。MX Inkは直観的になるように設計され、Metaコラボレーションと協力して、巧みに調整された没入型の体験を実現しました。


欠点としては「空間上に線を描く」という特徴から、筆圧のコントロールが紙に描くよりも難しいかもしれません。


つまり「とめ」や「はらい」などを正確に再現するのはテクニックを要する感じですね。


VRお絵描きアプリ『Tilt Brush』などで感覚を掴んでいる方は問題ないと思われますが、精細な2次元の絵を描きたい場合は、無理せずにペンタブやiPadを活用しましょう。


仮想空間上に好きなだけ絵を描けるのは表現者にとっても魅力的な体験なので、人気が出ればロジクールだけでなく、他の開発会社も類似商品をこれからどんどん発表するかもしれませんね。



Metaアバターのアップデートで表現がより自由に


先日のアップデートにより『Metaアバター』の表現がより自由になりました。


充実したカスタマイズオブションで頭の先から足の先まで細かく調整できるので、以前より見た目を自分に寄せることが可能となった感じです。


最近では『Meta Horizon』の拡張にも力を入れているため、それに合わせてアバターも強化されたと思われます。



……ただし、その肝心な表現は「日本人好みではない」という印象があります。


おそらくMeta Horizonの最大のライバルは『VRChat』だと思われますが、あちらは直接3Dモデルをアップロードできますので、自由度で比べるとVRChatに軍配が上がります。


将来的にMeta Horizonも3Dモデルをアップロードできる仕様になるかもしれませんが、それまではメタバースのコミュニティ・プラットフォームはVRChatの一強状態が続くでしょう。


ワールドの数も圧倒的に差がありますので、この辺りをMeta Horizonはどう対応するのか注目したいところです。



AppleはVision Proの廉価版を2025年頃に発売する予定か?



あくまで噂の段階ですが、Appleは新しいM5チップセットを搭載したVRデバイスを2025年にリリースするかもしれないと予想されています。



現在では599,800円(!)のVision Proですが、廉価版となればiPhone Proより少し高いくらいのVRデバイスになりそうなので、コアなAppleファンだけでなく一般的なユーザーも手に取れる商品となるかもしれません。


仮の名前は『Vision SE』らしく、より高性能な『Vision Pro 2』の後に発売するとのこと。


VRデバイスで最も売れているのはQuestシリーズとなりますが、あちらは10万円を切る値段で、最近では48,400円の『Meta Quest 3S』が売れてますので、Vision SEの価格設定にも注目が集まっています。


ただAppleは強気の価格で有名な企業なので、10万円を切るのは難しいと思われます。


……とは言え、例え高額でも技術力に定評のあるAppleなので、ユーザーも満足できるVR関連の商品が、今後も積極的に開発されるかもしれません。


いずれにせよ、VRに関わるOS(Meta Horizon OSやVisionOSなど)が機能性を高めていることから、将来はスマホやタブレットに代わるデバイスとして更なる成長が期待されているため、MetaとAppleの開発競争は激しくなると考えられます。


2024年11月1日金曜日

総収益が1億ドルを突破したVRゲーム『Gorilla Tag』がPlayStation VR2に登場


『Gorilla Tag』がPlayStation VR2に登場

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あの『Gorilla Tag』がPlayStation VR2に登場!


VRゲーム界隈では有名なタイトル『Gorilla Tag』ですが、海外では11月8日にPlayStation VR2対応として配信が決定しているようです。

日本での正式配信のアナウンスはまだありませんが、おそらく近日中にPlayStation Storeでダウンロードできる可能性は高そうです。


もし配信されなくても、Meta Questのアプリストア(無料版)やSteam(有料版)でダウンロードできますので、VRデバイスをお持ちの方はこれを機会に遊んでみてはいかかでしょうか?


ここで『Gorilla Tag』ってどんなゲーム?となりますが、簡単に説明すると上半身ゴリラになって鬼ごっこをするゲームです。


……よく分からんという方は以下の動画をご視聴ください。

ゲーム内では「Monke」と呼ばれるゴリラとなり、足ではなく手を使っての移動なので地味に疲れます。


ただし、壁や木を登ったり大きくジャンプしたりと豊富なアクション満載なので、実際にプレイしてみると爽快感のあるゲームだと分かると思います。


海外では総収益1億ドル超えを達成したキラータイトルとなり、主にMonkeのキャラクタースキン販売などで収入を得ているとのこと。


また、Discordコミュニティでは40万人以上のユーザーが活用しているため、VRChatのような交流の場としても充実しています。


ユーザーの平均アクセスは60分となっており、ゲームに夢中になって長く遊んでしまう人が多いため、今ではVRを代表するタイトルとして成長しました。


けっこう運動にもなりますからオススメですよ。


<参考リンク先>



2024年10月3日木曜日

10月15日に発売する『Meta Quest 3S』の早期購入特典について


10月15日に発売する『Meta Quest 3S』の早期購入特典について
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もうすぐ発売する『Meta Quest 3S』について


発売まで2週間を切った『Meta Quest 3S』ですが、Quest 3よりも安価となった他に、早期購入特典については意外と知られていないと思います。


まず最初に価格について説明すると4万8,400円からの購入となります。


現在の公式ホームページでは、Quest 3が6万9,300円からの購入となりますので、およそ2万円ほど安くなったと考えられます。


またスペックについてですが、以下の通りです。




他にもQuest 3Sは『カラーパススルー』仕様なので、モノクロであったQuest 2よりも大幅に進化したと言えるでしょう。


ただし『パンケーキレンズ』ではなく『フレネルレンズ』なので、本体の前側が少々重くなってしまい、長時間の使用はQuest 3と比べて若干厳しいかもしれません。


目立ったデメリットはそれくらいで、重量に関してもQuest 2と同じくらいと考えれば妥当ですし、性能はQuest 3と同等なので購入する価値は十分にあります。


早期購入特典について


話を戻しますが、Quest 3Sには早期購入特典が二つあります。


一つは『バットマン:アーカム・シャドウ』が無料で付いてくること。

このゲームはQuest 2で遊ぶことができませんし、おそらく価格は5,000円を超えると思われますので、お得感は満載です(期間中にQuest 3購入でも付いてきます)。


もう一つは『Meta Quest+のサブスクリプション』が3ヵ月無料で使えます。


このサブスクは月額1,200円ほどで利用できるサービスで、カタログにあるゲームと月に2本の新規タイトルが遊べるため、こちらもかなりお得な特典となります。


つまり、8,600円ほどの値引きが行われている状態なので、実質4万円以下でQuest 3Sを購入できる計算となります。


早期購入特典は「2025年4月」まで続くため、この機会に購入を検討してはいかかでしょうか?


2024年5月20日月曜日

Meta社からの発表が待たれる廉価版の『Quest 3』は発売するのか?


VRユーザーが期待する『Quest 3』の廉価版

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廉価版の発売が待たれるQuest 3


2024年5月20日現在、Quest 3の価格はMetaの公式サイトにて74,800円で販売されています。


これでも軽く10万円を超えてしまう他のVRデバイス(Apple Vision Proなら50万円)よりも断然安いですが、Quest 2が3万円台で買えた時のことを思うと、7万円という値段は「普及」という意味では高いような気がします。


そのため、Quest 3の廉価版が出ないかと期待するユーザーも数多く存在します。


海外のVR専門サイト『UPLOAD』でこんな記事がアップされました。


https://www.uploadvr.com/quest-3-lite-quest-3s-rumor-roundup/


翻訳した内容を抜粋すると「聞いた話ですが、Meta社は『Quest 3』より安価な廉価版のリリースを目指しており、『Quest 2』に取って代わる商品を準備をしているという十分な証拠があります。商品名は『Quest 3 Lite』または『Quest 3S』だと噂され、近い将来に発表されることは確実でしょう」とコメントされています。


正式な発表がないため、噂の領域を出ない内容となりますが、もしMeta社が廉価版を出すのであれば買う人が増えるのは間違いありません。


用途に合わせて商品を選ぼう!


正直なところ、「メタバースの世界を楽しんでみたい」という興味のある方は、Quest 2で気軽に体験することができますし、今でもAmazonなどで安く買えます。


一方で、Quest 3は家の中で本格的なバーチャルオフィスを組んでみたいという方に向いており、カラーパススルーを通してキーボード入力やスマホの画面を見るなど、高価であるからこそのメリットがあります。


廉価版でもQuest 2のように3万円台で買えるかは分からないため、もし出費が苦しい場合は、用途に合わせて選ぶのが「今は」最適だと考えられます。


……しかしながら、もし廉価版が3~4万円台で買うことが可能で、Quest 3と同等、もしくは近い性能であるならば確実に買いだと言えるでしょう。


また、『Batman: Arkham Shadow』のようにQuest 2に対応しないゲームも近々発売されるため、普及と言う意味での廉価版の発売は、Meta社にとっても課題の一つだと思います。


廉価版はコントローラーなしになる可能性が


UPLOADの記事ではこんなコメントがあります。


Meta社は廉価版を300ドルの価格で販売することを目指しており、コントローラーなしでヘッドセットを個別に販売することを少なくとも「検討」していた。ただし、ここ数か月の間にマーク・ザッカーバーグ氏がTouch Plusコントローラーを賞賛しており、彼はQuest 3がApple Vision Proより優れていると話しています。


一応ではありますが、Quest2/3はコントローラーなしでもハンドトラッキング機能で画面の操作が可能です。


そのためMeta社の技術者は、コントローラーの個別販売で低価格化を実現するつもりだったのかもしれませんが、マーク・ザッカーバーグ氏が横で絶賛しているので、黙ってしまったというのが実情だと言えるでしょう。


……実際のところ、ハンドトラッキングだけで画面を操作するのは非常に骨が折れます。


Touch Plusコントローラーはマウスのような役割もあるため、画面上をピンポイントで選択するには必須のアイテムですし、ゲームをプレイする際も手放せません。


ただし、コントローラーが原因で300ドルの販売達成が難しい場合、350~400ドルくらいの値段になってしまうというジレンマもあります。


今は円安なので、日本では4万円~6万円ほどで販売される懸念もあり、「それだとQuest 3でいいよね」という結論に至るので、なかなか厳しい話だとは思います。


また、性能の予測ですが以下の図になるとのこと。



気になったのが「パンケーキレンズ」ではなく「フレネルレンズ」なので、Quest 3よりも重くなってしまうかもしれません。


カラーパススルーもQuest 3より粗く見えてしまう可能性があり、この点に関しては廉価版という意味で妥協するポイントだと思います。


Meta社はプロ版の高価格デバイス『Meta Quest Pro』を開発しましたが、そのプロ版よりもQuest 3の方が優れていたというおかしな(?)実績があるため、今回ももしかしたら……という期待はあります。


もし使い勝手が良くて、しかも安ければこれほど嬉しいこともないので、Meta社からの正式な発表を楽しみにして待ちましょう。


2024年5月18日土曜日

楽しみの幅が広がる『SideQuest』と『App Lab』のアプリを使ってみよう!


遊べるゲームが格段に増加する『SideQuest』と『App Lab』について。

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今さら聞けない『SideQuest』と『App Lab』ってなに?


公式の『Meta Horizon Store』では様々なゲームやアプリが販売され、それらを購入している方が大半だと思われます。


しかしながら、Quest 2/3に向けて配信されているのはストア内の商品だけではありません。


比較的に審査の緩いゲーム販売サイトのSteamでは、実験的なタイトルも数多く存在しており、これらをPCにダウンロードして楽しんでいる方も数多く存在します。


これと似たようなプラットフォームが『SideQuest』『App Lab』です。



SideQuestはGitHubなどで提供されるファイルをQuest2/3にインストールする機能もあるため、使い方によってはデバイスの性能を引き上げますが、あくまで非公式なので不具合があった場合は自己責任となります。


SideQuestの使い方を説明したサイトの一覧


SideQuestの使い方は検索すると様々なサイトで説明されていますが、まず分かりやすいのが以下の内容です。


https://www.moguravr.com/sidequest-explanation/


基本的な流れとしては「開発者モードを有効化→インストーラーをダウンロード→起動してセットアップ→Quest側でアプリを連携」といった感じですね。


また、SideQuestではアカウントの作成も求められますので、事前にサインアップしておきましょう。


より詳しい内容を知りたい方は以下のサイトを参考にしてください。



また、SideQuestからの説明(英語)は以下のサイトになります。



先にも述べた通り、SideQuestは非公式のサイトなので、配布しているアプリが正常に動作しないなどの不具合は当然あります。


こうしたことを念頭に置いてアプリをインストールしてください。


公式ストアに統合された『App Lab』


2024年4月23日にストア外での配信プラットフォームであった『App Lab』が廃止となり、それまで配信されていたコンテンツは、公式ストアである『Meta Horizo​​n Store』の専用セクションで紹介されるようになりました。


つまり、『App Lab』のアプリを公式ストアで検索できるといった感じですね。


……しかしながら、公式ストアはどんなアプリがあるのか分かりにくいのが欠点です。


Meta社が正式に審査したアプリを売ることが優先なので、当然ながらApp Labのコンテンツは後回しといった感じですね。


SideQuestのサイトでもApp Labのアプリを検索することができますが、以下のサイトでも紹介されているため活用してみましょう。



App Labで配布されたアプリは、そのまま公式ストア経由でデバイスにインストールできるため、SideQuestのようにセットアップの手間がありません。


あくまで開発中のアプリであるため、何かしらの不具合はあると思いますが、公式で配布されているものと含めると一気に楽しみの幅が広がりますので、一度試してみることをオススメします。


2024年5月17日金曜日

Metaが提供する『Meta Horizon OS』でVRデバイスの市場がどう変わるのか?


『Meta Horizon OS』でVRデバイス開発の競争はさらに激しくなるのか?

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先日発表された『Meta Horizon OS』のオープン化


少し前の話ですが、2024年4月22日にアメリカMeta社のマーク・ザッカーバーグCEOから『Meta Horizon OS』をオープン化するという発表がありました。


引用:なでしこ大和【VR・ARレビュー】


サードパーティ企業がこのOSを採用して独自のVRデバイスを開発できるとのことで、すでに台湾のASUSや中国のLenovo、またMicrosoftと提携しているみたいです。


これはちょっとした話題となり、VRデバイスの開発市場ではスマホで言うところの『Android OS』のような役割を担う可能性があります。


競合となる『Apple Vision Pro』が発売され、こちらを意識しての決断なのかもしれません。


Meta社が開発した『Meta Quest 2』は、数あるVRデバイスの中で最も売れた商品として認められているも、拡大しようとしたメタバース事業は思ったように成長していないのが現状です。


そのため、こうした状況に刺激を与えるためのオープン化であると考えられます。


成長が滞ると真っ先に切り捨てるのがアメリカ企業の特徴ですが、Meta社は簡単に見捨てない感じなので、まだ良心的だと言えるでしょう。


新しいVRデバイスの発売は当分先になるのか?


テックサイト『WIRED』ではこう意見を述べています。


「(Horizon OSを搭載した)新しいハードウェアの一部が登場するまでには、おそらく数年かかるでしょう」とザッカーバーグは語っている。これに対してアップルは、すでにVision Proを発売しているとはいえ、頭に装着するタイプであるがゆえに「大きくて重い」との批判にも晒されている。いずれメガネのような形状にまで小型化されることは想像に難くないが、おそらく数年以上かかるだろう。そう考えれば、メタとアップルは、ほぼ同じ“スタート地点”に立ったとも言える。

引用:https://wired.jp/article/meta-horizon-os/


ザッカーバーグ氏が語るように、今回のOSを搭載したVRデバイスの登場は数年後になる可能性が高そうです。


一方で、Apple Visio ProもiPhoneのように「成功した」商品とは言えない状況なので、これからAppleの意地を見せるのか刮目する価値はあります。


ユーザー目線としてメタバースに関わるYoutuberなどの意見を参考にすると、やはり重さがネックのようなので、この辺りを克服するのが喫緊の課題のようですね。



引用:瀬戸弘司 / Koji Seto


おそらくOSのオープン化から、それぞれの分野(ゲーム、学習、医療など)に特化したデバイスとして軽量化を図るかもしれません。


メタバース事業はまだまだ信頼できないのか?


『ビジネス+IT』の記事ではこのような意見を述べています。


2021年ごろの熱狂の反動か、今もメタバースやXR(AR/VR/MR)に懐疑的な声は多い。最近だとPlayStation VR2(PSVR2)が販売不振で生産を一時休止するという報道や Vision Proの出荷台数予測を大幅に引き下げるとの報道が出ている。その一方で、メタのAR/VR部門であるReality Labは、Questシリーズの売上が好調で、2024年1月~3月期は前年同期から30%の売上増となったと発表した。ただし、赤字はまだ大きく、マーク・ザッカーバーグ氏は2030年代まで利益は出ないだろうとしている。とはいえ、メタは巨大な利益を稼ぎ続ける限り、Reality Labへの投資を継続していく考えだ。

引用:https://www.sbbit.jp/article/cont1/139789


また記事の続きでは、Meta Horizon OSのUIについては、AppleのVision OSと比較してまだ不十分なところがあると指摘しています。


現在のQuestのUIについては(やや厳しい意見かもしれないが)1980年代のMS-DOSと同じだ。QuestでXRアプリを切り替えたいとき、現在のXRアプリを終了して目的のアプリを立ち上げ直す。つまりMS-DOSと同じシングルタスクOSだ。OSはアプリランチャーでしかなく、UIはアプリごとに異なる。

引用:https://www.sbbit.jp/article/cont1/139789


マルチタスクに関わる技術は、長年の実績によりAppleに軍配が上がると言いたい感じなので、この辺りをMeta社がどう改善していくか見所となりそうです。


……とは言え、いくら「技術の差」が感じられても「価格の差」がApple最大の障壁になっているため、売り上げの観点から見ればMeta Questに軍配が上がります。


ユーザーとしては企業間の競争は大いに歓迎!


いずれVisio ProシリーズもiPhoneと同等の価格で売り出す可能性があるため、しばらくワクワクしながら待ってみるのも良いでしょう。


2024年5月16日木曜日

VR Chatが日本語に対応!オープンβに実装され使い易さが向上


オープンβにて日本語が対応され使い易さが向上

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ついに日本語に対応するVR Chat


VR ChatのX(旧Twitter)日本語公式アカウントから以下の内容が告知されました。



画面内のUIがほぼ日本語になるため、今まで英語だからと参加を断念していた人は、これを機にVR Chatを楽しんでみましょう!



オープンβにて日本語に変更する際は、User InterfaceからPreferred language(優先言語)で「日本語」を選んでください。


またオープンβの参加方法は以下で説明されています。



最近ではオープンβで初期ホームワールドがリニューアルされるなど、運営に力を入れている様子が伺えますので、何か大きな動きが近々あるかもしれません。


日本でも人気の高かったVR Chatですから「ようやく日本語の対応か」といったところですが、これで新規で参加する敷居もグッと低くなったと思います。


2023年12月20日水曜日

Microsoftの『Word、Excel、PowerPoint』がMetaのアプリストアに登場


Meta QuestでOfficeアプリが使えるようになりました。

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MR(複合現実)を活用してOfficeアプリを使ってみよう


先日、MetaのアプリストアでMicrosoftのOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPoint)が配布され、一時話題になりました。



これらはプログレッシブ・WEB・アプリ(PWA)として提供されるため、Questブラウザーのブックマークよりも少しだけ便利になったという印象ですね。


背景はパススルーまたは仮想ホーム環境が使用可能なので、Quest 3なら自分の部屋を映し出せるパススルーに強みがあるため、手元を見ながらキーボードを打つことができます。


Quest 2でもパススルー機能はありますが、背景がモノクロでキーボードの文字すら読むことができない状態でした。


Quest 3になりMR(複合現実)の技術が存分に活かせるため、今回のOfficeアプリ配布は自分の部屋に疑似オフィスを作るという意味で、その第一歩と言える感じですね。


先ほども述べた通り、iOSやAndroidで配布されている無料のOfficeアプリや、WEBブラウザーを通してOfficeサービスと使うのとほぼ同じなので、より充実した機能を試したいのであれば『Microsoft 365』のサブスクを利用する必要があります。


無料で利用できる範囲は以下のサイトで説明しています(動画は有料版Office 365の簡単な説明です)。


Microsoft 365 の生産性向上アプリとツールを無料で

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/free-productivity-apps


3分でわかる Office 365 マニュアル


Microsoftは『Xbox Cloud Gaming(Beta)』のアプリも最近Metaのストアに提供しているため、メタバースのビジネスに本腰を入れる様子が伺えます。