画像の引用:Facebook Horizon | Oculus
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画像の引用:VRChat

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2020年6月9日火曜日

海外におけるVR/AR/MR技術者の採用情報


海外におけるVR/AR/MR技術者の採用情報を調べてみました。 
"VR TECH HAMMER" is an information site that provides articles about VR and AR. 

海外においてVR/AR/MR技術者の雇用状況はどのようになっているのでしょうか?

今回はアメリカを中心とする求人情報を調べた上で、主要企業がどのような開発に力を入れているか探ってみたいと思います。

Apple


Appleのサイトでは日本からでも採用情報を調べることができます。

iOS Applications Engineer (AR/VR) - Jobs at Apple:
https://jobs.apple.com/ja-jp/details/200158454/ios-applications-engineer-ar-vr

表題に「iOS Applications Engineer(AR/VR)」と大きく書かれているため、ARとVRに関わる技術者が欲しいといったところでしょうか?

ご存知の通りAppleの主力製品はiPhoneなので、搭載するカメラを活用できるARのアプリケーション開発に力を入れているようです。

スキルの条件としては、

●2年以上のiOSアプリの開発経験
●C / C ++、Objective-C、Swiftなどのシステムプログラミング言語に習熟していること
●UIKit、AVFoundation、Core Motion、Core ML、CloudKit、SiriKit、StoreKitなどのiOSフレームワークを使用した経験
●Unix開発、デーモン(ソフトウェア)、プロセス間通信などの経験


教育の資格

●コンピュータサイエンスのBS / MS / PhDまたは同等の学位または同等の経験

あると望ましいスキル

●UI / UXデザインへの関心または習熟度
●ARKitの知識


…これらに習熟した技術者を採用するとのこと。

また、勤務地はカリフォルニア州のサンタクララですから、英語によるコミュニケーションは必須となります。

Microsoft


MicrosoftはMRデバイスである「HoloLens」の開発に力を入れているため、HPを調べた感じですとMRを含めARやVRの映像ソフトウェア開発に関わる技術者を求めているようです。

Software Engineer-Volumetric Video:
https://careers.microsoft.com/us/en/job/827579/Software-Engineer-Volumetric-Video

HoloLensは医療現場などでも活用できるデバイスとして注目されており、専門性に特化した製品として、すでに第二世代まで開発が進んでいます。


画像の引用元:https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens

スキルの条件としては、

●コンピュータサイエンスまたは関連する技術分野の学士号
●C ++および/またはC#での2年以上の専門的なソフトウェア開発経験
●コンピューターグラフィックスエクスペリエンス、特にOpenGL、Direct3D 11/12、Vulkan、Metalなどの1つ以上の最新グラフィックスAPIを使用した場合
●UnityやUnreal Engineを使用したプログラミングの経験(エンジンプラグイン/拡張機能の経験があれば尚可)
●スタートアップのような環境でのあいまいさへの対処における俊敏性、柔軟性、快適さ


また以下のスキルがある人材も歓迎しているとのこと。

●VR / AR /複合現実感のための体験の開発
●WebGL、WebVR、WebXRなどのWeb用の3Dテクノロジー
●HLSやMPEG DASHなどのストリーミングプロトコル


勤務地はAppleと同じくシリコンバレーで有名なサンタクララです。

気になったのは「Mixed Reality Capture Studios」という専門チームが社内にあることが分かり、MicrosoftがいかにMR技術の開発に力を注いでいるか理解することができます。

Facebook


Oculusを買収したFacebookは、当然ながら技術者の育成にも積極的です。

HPにて採用情報を調べれば多様な募集内容を見ることができます。

Do the Most Meaningful Work of Your Career:
https://www.facebook.com/careers/jobs/?q=vr


画像の引用元:https://www.facebook.com/careers/jobs/?q=vr

分かりやすいところでVRゲーム開発者を募集する「VR Games Engineer, Experiences」を調べてみると、

私たちは、人々を第一に考え、バーチャルリアリティによって、これまでにない方法で関心のある人々やコンテンツとつながることができる未来を定義する体験を開発することを目指しています。

…と冒頭で書かれているため、FacebookがOculusデバイスを主力製品にしたい熱意を読み取ることができます。

勤務地はカリフォルニア州メロンパークとワシントン州のシアトル。

スキルの条件としては、

●コンピュータサイエンス、数学、または関連分野の学士号
●ゲームまたはその他の3Dインタラクティブ製品のユーザー向け機能を出荷するエンジニアとしての4年以上の経験
●他の社内および社外のチームと連携してイノベーションを組み込む、またはその逆の実証済みの経験

また望ましい条件に以下のものがあります。

●バーチャルリアリティの経験(Rift、VIVE、Gear VRなど)
●C ++またはC#プログラミングの経験
●Windows、Android、およびゲームコンソールプログラミングの組み合わせの経験
●Unity 3Dの経験
●リアルタイムネットワーク機能(同期マルチプレイヤーゲームなど)の経験
●UXデザインまたはゲームデザインの経験
●3D数学、線形代数、およびテクニックに関する深い理解
●動的でペースの速い環境で成功

アメリカは実力主義なので、その人が持つスキルよりも「結果」をすぐに出してくれる人材を歓迎する傾向が強いと思われます。

サラッと書かれていますが、「動的でペースの速い環境で成功」が一番言いたいことなのかもしれません。

…これらの採用情報は常に変化するため、時々目を通してみると面白い発見があると思います。

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