画像の引用:Facebook Horizon | Oculus
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2022年11月7日月曜日

Meta Quest 3の性能はどれほど向上するのか?


2023年に登場するMeta Quest 3の性能はどれほど向上するのか予測してみました。

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10月12日にMeta Quest Proが発売


Meta Quest 3が2023年後半に発売されるのではないかという噂があり、VR業界で注目を集めつつあります。


一方で盛り上がりを見せる市場に先行するかのように、Meta Quest Proが先月12日に発売されました。



しかしながら、Meta Quest Proは最低価格226,800円と高額なデバイスであり、個人のユーザーが簡単に手を出せる代物ではありません。


Meta Quest 2は2020年の発表当初37,180円(税込、128GBモデル)で販売され、低価格のVRデバイスとして非常に注目を集めましたが、半導体不足の現在では残念ながら59,400円へと価格改定され、Meta Quest 3も「3万円台で買えるVRデバイス」になる可能性は低そうです。


そんなMeta Quest 2のライバル機として登場したのがPICO 4ですが、こちらはAmazonで49,000円(税込、128GBモデル)とMeta Quest 2より1万円安い価格となっています。



Meta Quest 2とPICO 4の性能比較


それでは、Meta Quest 2とPICO 4の性能を簡単に比較してみましょう。


【ディスプレイ】

Meta Quest 2:LCD、フレネルレンズ、解像度3664×1920

PICO4:LCD、パンケーキレンズ、解像度4320×2160

【トラッキング】

Meta Quest 2:一体型 6DoF

PICO 4:一体型 6DoF

【ストレージ】

Meta Quest 2:128GB、256GB

PICO 4:128GB、256GB

【RAM】

Meta Quest 2:6GB

PICO4:8GB


この他にもリフレッシュレートの差や処理速度の比較などもありますが、全体的にPICO 4の方が性能が高いと言えるかもしれません。


そしてPICO 4の目玉となるのが『カラーパススルー』の機能。


こちらはVRデバイスを装着したまま周囲や手元をカメラで確認できる機能で、Meta Quest 2はモノクロで非常に見え難い性能でしたが、PIOC 4はカラーでより鮮明に確認できるようになっています。



これだけ視認性が高まればAR(例:カメラを通して3Dモデルを現実世界に投影させるなど)デバイスとしても活用できるため、遊びの場がさらに広がりそうです。


……とは言え、Meta Quest 2はおよそ2年前のデバイスなので、PICO 4が先手を打った以上、Quest 3でカラーパススルーを実装する可能性は高いと思われます。


Meta Quest Proでもカラパススルーの機能は実装されており、同一の性能を満たすかは予測できませんが、少なくともPICO 4と同じかそれ以上の視認性を確保できるようなデバイスにして欲しいですね。


コミュニケーションツールとしての役割


カラーパススルーの技術の次に注目を集めるのが『ハンドトラッキング』の機能です。


こちらはMeta Quest 2で、ある日突然に実装された機能ですが、自分の手が画面上に反映されるという驚くべき技術として話題になりました。


こうした機能の実装から、今後のVRデバイスの方向性が伺えます。


つまり「一日中VRデバイスを脱がず、仮想現実の中で作業が完結できる環境構築を目指す」といったところでしょうか。


今や生活の必需品となったスマホですが、VRデバイスはスマホに取って代わる製品を狙っているのかもしれません。


カラーパススルー、ハンドトラッキングの技術が進化すれば、画面上で自分の手によるキーボード入力も可能ですし、VRデバイスを被りながら部屋の移動も可能になります。


仮想オフィスだっていくらでも作ることができますので、VRデバイスが一つあれば物件を借りる必要もなくなりそうです。


……ただし、そうした世界の構築を目指した『Horizon World』のアプリは、開発が(少々)暗礁に乗り上げていますが、こちらはまた別の記事で触れたいと思います。



話を戻しますが、現時点でのVRデバイスはある程度の必要な条件を満たしています。


ゲームやコミュニケーションツールとしておおよそのことはできますし、後はスマホが進化したように細かい性能の向上や調整を積み重ねれば、日常的に活用できるデバイスとして世間に認められる可能性は高いと思われます。


ネックとなるのは重さとデザイン


「日常的に活用できるデバイスになる」と語りましたが、まだまだ課題点は多いのが実情です。


VRデバイスの最終的な到達点は、眼鏡を掛けるような感覚で使える製品だと思います。


しかしながら、現状では重いし使用中の見た目も怪しい……。


重量に関して言えば、今のところMeta Quest 2やPICO 4の500g~600g程度が標準の重さといったところなので、今後は400gの領域を目指して開発が進むと思われます。


個人的な結論としてMeta Quest 3に求めるのは以下の4つです。


・カラーパススルーの実装

・ハンドトラッキングや視認性のさらなる向上

・重量が500g以下

・3万円台で買える


後は解像度や処理速度といった細かい性能の向上になるとは思いますが、筆者が期待するのは上の4点ですね(……下へ行くほど厳しくはなりますが)。


Meta Quest 3に関しては、まだ情報がそれほど公開されていないため、今後も注目を続けたいと思います。


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