AIによる3Dモデル生成の実力はいかに?
無料で利用できる『Shap-E』で3Dモデルを生成してみた。
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完成された画像生成AIに対して3Dモデル生成の実力は?
2023年12月時点では、AI(人工知能)を活用して以下のようなイラスト画像を大量に生成できるようになりました。
かなりの高クオリティで生成できるため、コンテンツ界隈ではクリエイターの居場所がなくなってしまうのではないかと懸念されており、今後もこの問題は続くと思われます。
1枚絵による画像生成に関しては、ほぼ完成された領域へ到達しつつありますが、対して3Dモデルはどれほどのクオリティで生成できるのでしょうか?
今回は無料で活用できるオープンソースの『Shap-E』で3Dモデルを生成してみたいと思います。
Shap-E - a Hugging Face Space by hysts
https://huggingface.co/spaces/hysts/Shap-E
操作は簡単で、画像生成AIのようにテキストによるプロンプト(説明文)を入力して、ユーザーが望む3Dモデルを生成します。
試しに「A chair that looks like an avocado(アボカドのような椅子)」と入力すると。
こんな感じの3Dモデルが生成されました。
結論としては実用的とは言えず、まだまだ低クオリティという印象ですね。
今度はシンプルに「A Human(人間)」と入力すると。
う、う~ん……これではアバターにも使用することができません。
Shap-Eは画像をアップロードすることで3Dモデルのクオリティを上げることが可能ですが、実際に試したところ以下のような結果になりました。
画像生成と比べると、さすがに期待外れという印象は拭えない感じですね。
AIによる3Dモデル生成は、他にもOpenAIが提供しているオープンソースの『Point-E』がありますが、こちらも実用的とは言えずShap-Eとクオリティは同程度といったところです。
将来的にはこれくらい↑のクオリティで出力されると利用価値はあると思います。
今後も続々と増えそうな3Dモデル生成サイト
こうしたAIによる3Dモデル生成のツールを提供しているサイトは増えており、パッと調べただけでも以下のようなものがあります。
DreamGaussian
https://dreamgaussian.github.io/
CSM — Turn photos and videos into 3D worlds
Magic3D: High-Resolution Text-to-3D Content Creation
https://research.nvidia.com/labs/dir/magic3d/
※上記に掲載したサイトは著作権の問題などがクリアになっていないため、使用するユーザーの自己責任となりますのでご注意ください。
以下はCSMが公開している動画ですが、現時点では置物程度の簡単な3Dモデルなら出力が可能のようです。
AI to translate single images to 3D game engine assets
一枚の画像でここまで再現できるのはちょっと驚きですね。
また、Apple製品のiPhoneに搭載する『LiDARスキャナ』も3Dモデル生成が可能なので、この辺りの技術を駆使してVRChatにおけるワールド創作で活かせそうです。
いずれにせよ、画像生成に続きAIによる3Dモデルの生成は今後も益々需要が増える傾向にあり、新しいツールが続々と生み出されるでしょう。
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